収納事例

収納・片付け事例 その1

草加市で一人暮らしをされているI様(80代女性)の親戚の方からご依頼をいただきました。親戚の方が交代でI様邸に片付けに行かれていたようですが、す ぐに元どおりの散らかった状態に戻ってしまうことにお悩みでした。また、I様は片付けた翌日に捨てた物をまた元に戻してしまうようでした。加えて、I様は 足が不自由なこともあり、散らかった状態では危険なので片付けをしてほしい。
ただ、10年前に亡くなった主人の荷物はすべて取っておきたいというご要望をいただきました。

当社のご提案

現状診断の結果、収納する場所は多くありましたので、ご主人の物は1箇所にまとめて、整理・収納して取っておきましょうというご提案を差し上げました。また、床に物を置いているとケガをする原因になるため、床にある物を移動させる方針にしました。同様に、高い場所にある物も災害時のリスクになるため、すべて下ろすことにしました。

作業内容

I様はご高齢のため、キッチンを中心に、時間をかけてゆっくりと作業しました。2つのテーブル周りにある食品や調理用品を整理。また、食器棚の一部を整理しました。賞味期限切れの食品は処分し、ジャム作り用のビンも必要最小限を残して処分しました。

Before

事例1B

After

事例1A

ご感想・コメント

1日目が終わった後のお客様のご感想

今まで周囲に「捨てろ、捨てろ」と言われて意固地になっていましたが、「捨てる」ではなく、危なくないように物の場所を移動すれば捨てる必要はないと分かり、安心しました。一度にはできないので、自分のペースに合わせてゆっくりと片付けができるのも安心です。

 

支援サービスの方のご感想

週2回ほど支援に入らせていただき、片付けてはいましたが、やはりプロが1日入るとここまで違うのかと驚きました。足もとがすっきりして、支援もしやすくなりました。

 

当社スタッフのコメント

定期的に身内の方が来ては、本人の意志に関係なく物を処分されてしまう、という生活を送られてきたIさん。はじめは、「物を捨てられてしまうのではないか・・・」と、不安そうな様子でした。「物を捨てる」ではなく、大事な物はきちんと保管して取っておいていいと申し上げたところ、とても安心された様子でした。一つひとつの物を手に取られ、なぜこれを取っておきたいのか自問自答され、自らの意志でほとんどの物を処分されました。ご高齢のため、3時間程度の作業でしたが、片付け終わったときの晴れやかな笑顔がとても印象的でした。

 

収納・片付け事例 その2

横浜市在住の4人家族 (ご主人・奥様・長女:小学4年生・次女:幼稚園生)

 

3年半前にゴミのモデル地区となり、ゴミ分別が16種類に。

下のお子様が生まれたばかりとのことで、ご主人様がゴミ分別説明会に参加されました。

その直後、急きょご主人様の異動が決まってしまい、慌ただしく単身赴任されました。

 

ポケットティッシュの外装の分別が、購入したものか、巷で配っているかで変わるという複雑な分別に奥様は困惑。

単身赴任先のご主人様に、ゴミ分別を確認しながら、ゴミ出しをする日々になってしまいました。

ご主人様に、ゴミの分別を聞くことがためらわれ、段々とゴミが溜まっていってしまう状況に。

 

ご主人様が単身赴任から戻られるとのことでご依頼いただきました。

当社のご提案

捨てたい物は、決まっているけれど、出すタイミングを逃し、気が付けば不用品であふれる生活になっていました。

キッチンに分別用のゴミ箱があふれている状況でしたので、キッチンに置いておいたほうが便利なゴミ箱のみ残し、

それ以外は、別の場所に移動することを提案しました。

キッチン用品や食材、食器、カトラリー類は使用頻度の高いものを取り出しやすい位置に移動するようにご提案いたしました。

また、賞味期限が見やすいように整頓することで、期限が切れる前に消費できるようにご提案いたしました。

作業内容

ご夫婦、作業スタッフ2人の計4人で3時間作業しました。

Before

事例2B
事例3B

16分別のゴミ箱をすべてキッチンに集結しています。

 

             

Before

事例4B

吊戸内部

捨てたいけれども、分別がわからず捨てられずに保管されているプラ容器が、一番使いやすい位置にあり、よく使うハンドミキサーなどのキッチン電化製品が、踏み台を使わないと取れない位置にありました。

 

 

Before

事例5B

食器棚

毎日使う食器が奥にあり、食事の度に、使わない食器を一度取り出して、必要な食器を取り出し、また仕舞うという効率が悪い状態になっていました。

Before

事例6B

流し横の引き出し

こちらの引き出しにも捨てる予定のプラ容器が占領していました。

使用頻度の高いよく使うザルが、プラ容器によって写真に写らないほど下に埋もれています。

調理の度ごとに、ザルの上に乗っているプラ容器を取り出して戻していました。

Before

事例7B

食器棚引き出し

引き出しの前にたくさんのゴミ箱が置かれることとなった3年半前から時が止まってしまっていました。

入っていたストックはすべて2年以上前に賞味期限が切れてしまっていました。

 

 

 

After

事例2A
事例3A

ゴミ箱を厳選し、キッチンに置かなくてよい ゴミ箱をリビングやベランダに移動しました。

頻繁に出し入れするものは、体の負担なく出し入れできる場所へ移動しました。

After

事例4B

不要なプラ容器を処分し、よく使うキッチン電化用品は、取り出しやすい場所に移動することにしました。

使用頻度の少ない軽い容器は、一番上の段に、時々使う物は、中段に、よく使う物は、下段に移動しました。

下段は、把手付きのカゴに使用目的に応じて収納しました。

After

事例5A

毎日使う食器を手前に置き、使用頻度の低い食器を奥に収納しました。片手で食器を取り出すことができるようになり、食事の支度の効率もアップしました。

 

 

After

事例6A

よく使うザルは別の場所に移動しました。

吊戸にあったラップ類をこちらに移動し、牛乳パックを使って、立てて収納しました。

 

 

 

 

After

事例7A

引き出し前に置かれていたゴミ箱は、それぞれ頻度や捨てるゴミに応じて場所を移動しました。

ストック類は、賞味期限が記載されている部分がなるべく上に向くように立てて収納しました。

引き出しを開ける度に賞味期限のチェックができるため、期限切れになる前に消費することができるようになりました。

ご感想・コメント

❏ お客様のご感想

調理の度に不要なプラ容器を出し入れしたりしていたのが、 片手で簡単に必要な物が取り出せることが嬉しく、翌日は用もないのに、 何度も引き出しの開け閉めを繰り返してしまいました。 収納の方法がわかったので、洗面所のタオルは自分で片付けを行いました。 今まできれいに片づけても1週間維持できなかった理由もわかり、 きれいな状態を維持できるようになりました。

❏ スタッフのコメント

1か月後にインナーサッシ工事でお伺いした際に、抜き打ちでキッチンの引き出しを開けさせていただきましたが、収納・片付けサービスをした直後と同じ状態を維持されていました。
収納・片付けサービスを行っていて、一番の喜びは、片付いた状態を維持されている事です。
この仕事をしていてよかったと感じられる瞬間です。そのため、After写真はその際撮影したものを載せました。